大山詣り(道楽)
皆さんこんばんは!前田です。
ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。
私はこの仕事をしてからというもの、毎年ゴールデンウィークは必ず仕事でした。
今年は初めてゴールデンウィークに出掛けました。
どこへ行ったかと言うと、神奈川県は伊勢原市にある大山です。
江戸時代、富士山や大山は庶民の信仰の対象として富士詣りや、大山詣りが盛んに行われていたそうです。
古典落語にも「富士詣り」や「大山詣り」がありますね。
落語を聞くと、庶民の間では信仰の意味合いよりも道楽的な意味合いの方が強かったなんて言っていましたが…
さて、地元神奈川に住んでおきながら初めての大山詣り。(詣りと言いつつ、私も道楽的な目的でしたが…笑)
なめ猫世代のわたくし、はっきり言って大山をなめてました。
一応軽く下調べをして行きましたが、多くの人が登る山だからこそ難易度の低い山なんだろうと。
イメージとしては、高尾山のようにチョロっと登ってビアガーデンでビールを一杯なんて思っていたら、とんでもない。
登った事がある方はご存知かもしれませんが、いきなり出迎えるのは超急勾配、ほぼ垂直に登る石段。
更に、その石段を登りきるとそこからは、山道と言っていいものか、ゴツゴツとした岩肌、露出した木の根を、一歩一歩足場を確保しながら登るような山道。
例えるならば、ロッククライミングまでとは言いませんが、常にアスレチックに挑み続けている状態。
昔の人は今よりもっと足場が整備されていないだろうに、大したものです。
出発が少し遅かったのもあり、ちょうど半分まで登ったところで今回は折り返し。
子どものためにもね…。いや、わたくし自身が結構疲れていました。なんと情けない…
昔の人は江戸から歩き、ケーブルカーも使わず登頂したのだから、本当に偉いなぁと改めて感心しながら帰路についたのでありました。
今度は登頂したいね!なんて家族と言いながら、心の中では「しばらくいいや」と思っているのはナイショです。